ようこそ、みぃゆのはぴかじへ。
気付けば築20年の我が家。
家のメンテナンスに費用が嵩む今日この頃。
できるだけ節約し、費用を抑えていきたい!
もちろん、法律で資格保有者しかできないメンテナンスもありますし、専門家に頼んだ方がいいものも、たくさんあります。
ただ、無条件に業者へ依頼していくと、いくらお金があっても足りません。
また、費用だけでなく、時間もエネルギーも奪われていくのです。
お金だけ出せば、簡単に終わるような気がしますが、実際は、どの業者に依頼するか比較検討したり、依頼内容を検討したりと、意外に手間が多いのも事実。
自分でできると判断できたものは、自分でやってしまえば、打ち合わせ等もなく、業者へ依頼するよりも早く完成してしまったりしますので、オススメです。
自分でできるかの判断材料として、参考にして頂けたならば幸いです。
完全素人の私ができたものについては、どなたでも「やる気」さえあればできちゃうと思いますよ。
修繕前

ユニットバスはメーカーにより天井と壁のつなぎ目の処理が異なる作りをしているそうです。
我が家は20年前のINAXです。
天井と壁のつなぎ目は、コーキング処理されていましたが、劣化しておりました。
コーキングはテープタイプだったのかもしれませんが、今となっては分かりません。
劣化に気づいたきっかけは、劣化して割れたコーキング剤がパラパラと床に落ちていたからです。
しかも、劣化して乾燥して一部カビにより黒くなったところもあり、お恥ずかしい。
状況と計画
築20年と言えども、お風呂全体をリフォームする程でもないです。
今までのお風呂メンテナンス歴
- シャワーとパイプのの切替部分のパッキン劣化による不具合修理
- 給湯器故障による交換
- 換気扇の不具合による交換
20年経過すると、家族4人の使用頻度が高いお風呂は、ある程度メンテナンスしていることに改めて気づきました。
それでも、浴槽の割れもなければ、浴槽周囲等のコーキング等には不具合は全くない状態です。
ちなみに、私はカビキラーによくお世話になっているのですが、パッキン劣化の件で修理にいらした方には、プラスチック等へカビキラー使用は好ましくないとアドバイスを受けました。
カビキラーがお風呂の劣化の原因になる可能性はあると認識しつつ、使用方法等確認しながら、有用なカビキラーとずっとお付き合いさせて頂いています。
ユニットバスの天井と壁のつなぎ目の補修計画
当初依頼する方向で考えており、他の家のメンテナンスでお世話になっている業者さんと話をしたこともあります。
その中で、コーキング処理を行うメンテナンスであり、自分でもできないことはない案件であると判断しました。
自分で行うデメリットも考慮した上で、失敗した際にお風呂全体を壊す程の作業ではないため、とりあえずやってみようという程度でしたが、完成したので、結果として、自分でやってよかったと思っています。
自分でやるメリット
- 費用が安く済む
- 業者の比較検討時間と労力がない
- 業者に指定される使用禁止期間がない
自分でやるデメリット
- 結局できずに業者へ依頼することになる可能性もある
- ど素人のため出来上がりがキレイにできないかもしれない
- お風呂が暫く使えなくなるかもしれない
- 使う材料が分からず、道具がない
- 材料・道具を揃える費用がかかる
計画段階でデメリットを解決したポイント
- 我が家のユニットバスの場合は、コーキング処理で対応することが判明
- 商品が充実したホームセンターが近所にあり、お風呂専用コーキング剤を発見
- お風呂専用コーキング剤は素人にも扱い易く、道具もセットされている
- 想定乾燥時間により、お風呂の使用制限がないことが判明
専門家の指針により、進む方向性が分かり、ホームセンターでコーキングに必要な商品に出会えたことが、自分でメンテナンスをしてみるという決断に至る最大の要因でした。
使用する道具と材料
コーキング処理に使用するもの
- 充填剤はがし器
- 防カビ剤入りのシリコーン樹脂充填剤(押し出す器具が必要な場合もあり)
- お風呂にて使用可能なマスキングテープ
- 充填剤をならすためのヘラ
浴室用の仕上がり時間スピードがUPした充填剤と、マスキングテープ、ヘラがセットになっている便利な商品です。
素人の私でも使いやすかったです。
今回の天井と壁のつなぎ目を浴室一周分使用した際には、2セット必要でした。(浴槽蓋750㎜×1490㎜サイズのユニットバス)
商品(100ml1本)には目安として、幅5㎜×深さ5㎜で3.6m使用可能と記載あります。
業者さんが使用するようなコーキング剤ですと、コーキング剤を押し出す器具等が必要ですが、この商品は、手で押しだすことができるタイプなので、素人でも対応できます。
充填剤をはがすための器具と残ったシーリング材はこすり落とす器具があると便利なのですが、1本の両端に一体化されている商品で、かなり使い勝手が良かったです。
事前準備で使用するもの
- かび取り剤
- お風呂の防カビ燻製剤
カビ取り剤は数社使用したことがありますが、結局費用対効果で、カビキラーを選び、使用し続けています。
今でこそ、お風呂の防カビ燻製剤はメーカーを選べるようになりましたが、やっぱり初めに発売してくれて感激の出会いをした商品を使い続けています。
カビキラーとお風呂の防カビ燻製(念のため実施)
お風呂内をキレイにしてから、新しいコーキング処理をするためにカビキラーでカビを落として、防カビ燻製剤を使用してお風呂内全体をクリーンな状態にします。
!注意!
ゴーグル等で目の保護と、ビニール手袋やゴム手袋等を着用しながらの作業と、マスクを着用し、使用するアイテムの注意事項をよく読み、安全に配慮して実施しましょう。
必要な時間
古いコーキング剤のはがしや、コーキング処理・乾燥は、全て1日で終了させる必要があるため、メインの処理は短時間で終了しますが、この事前準備である効果の程は定かではないカビキラーとお風呂の防カビ燻製処理は、日数が必要です。
カビキラーは、処理にも時間を要しますが、その後も換気する時間が必要で、お風呂の防カビ燻製処理自体にも時間がかかりますし、また換気する時間がありますので、この処理だけで、1日はかかります。
処理の必要性
ユニットバスの天井と壁のつなぎ目のコーキングが劣化しているための補修と言う点から、お風呂の防カビ燻製は有効であると感じています。
理由
- 天井と壁のコーキングが劣化していたため隙間があり
- 隙間からは湿気はもれている可能性大
- 隙間からお風呂内のカビ菌も流れている可能性
私が長年愛用しているお風呂防カビ燻製剤です。
梅雨付近の時期は頻度を高く使用しています。効果もあり信用がおけます。
古いコーキングはがし

お風呂は四角形をしているので、全辺を一気にはがすと天井を支えられるのかという不安があったので、1辺ずつ作業することにしました。
1辺、古いコーキングをはがしてキレイにした後、新しいコーキング処理をする。乾燥させている間に、次の1辺のコーキング剤をはがして、と言って具合に進めていきました。
古いコーキング剤をはがすのに使用する道具は、店頭でずいぶん悩みましたが、結局1本で両端に2役ある便利そうなものを選び、使用してみて大正解でした。
使いやすくて、必要十分な商品でした。
コーキング処理

コーキング剤はホームセンターでありとあらゆるものを探し、最終的にはメーカーのコールセンターにも問い合わせ、決定しました。
!注意!
ゴーグル等で目の保護と、ビニール手袋やゴム手袋等を着用しながらの作業と、マスクを着用し、使用するアイテムの注意事項をよく読み、安全に配慮して実施しましょう。
乾燥

乾燥し始めると、素人のため、厚みが足りず割れることもあります。
その際は、早い段階で、重ね塗りするか、やり直すか、補修する必要があります。
使用したコーキング剤により、また、コーキングの厚さにより、乾燥時間は異なりますので、コーキング剤の商品に記載されている注意事項をよく読んで対応することが必要です。
補修した日の夜にもお風呂を使用したい場合には、乾燥時間が短くて済むコーキング剤を選ぶ必要があります。
私が使用した「バスボンドQ#05025(小西株式会社)」は、入浴可能になる時間の目安が、5℃・湿度30%で8~15時間、23℃・湿度50%で5~8時間です。
入浴可能時間と完全に乾燥する時間は異なりますので、入浴可能時間後であっても、施行した部分には触れないようにする必要があります。
実際に、春の昼頃施行して、夜に問題なく入浴することができました。
注意しなければいけないのが、乾燥とは、コーキング剤を硬化させていることになりますが、その際、メチルエチルケトオキシム(MEKO)が発生するので、換気を十分する必要があります。
完成後
入浴できるようになるのは、
- 5℃・湿度30%⇒8~15時間後
- 23℃・湿度50%⇒5~8時間
入浴できる時間と完全完成は異なります。
入浴可能時間後も、施行した部分には触れないようにします。
天井付近なので、あえて触れることもないはずですので、完全完成の状態を待つということは実際にはないと思いますので、入浴可能時間だけは換気しながら守りましょう。
自分で対応する際に注意すること
- ユニットバスのメーカーの特性を把握して対応する
- 自分で対応できる補修方法か確認する
- ユニットバスで使用できる材料を確認し用意する
- 常に目を保護する
- 頭上の処理をする際は、商品の注意事項を守り、丁寧に対応する
- マスク・手袋を着用する
- 商品の注意書きにある換気時間以上に換気をする
まとめ
築20年のユニットバスになると、ところどころメンテナンスが必要なことが起こります。
業者選びや依頼内容の確認、費用、時間等の手間を考えると、自分でやってしまった方が、早く便利なこともあります。
まずは、自分でできることなのかという判断が大切になりますので、十分な情報集めに時間をかけ、実際の補修作業はパッと行ってしまいましょう。
INAXのユニットバスは天井と壁のつなぎ目がコーキング処理されているタイプでしたので、20年かけて劣化し続けていたコーキング部分を、自分で補修することができました。
費用も時間も手間も抑えられ、完成した状態も、問題なく、満足です。
恐らく、同じような状況に悩まれていることもあるとは思いますので、ご参考にして下さい。
以上、
最後までお読み下さり、ありがとうございました。